友人たちをグループ分けしてみた。

順不同で文学、会社、地域の三つになる。

文学の友は３０年、40年。

会社の友人も30年来である。

当時24歳だった後輩に先日、30年だよと言われて仰天した。

地域というのは、10年ほど前に雑木林を買った栃木県那須塩原市である。

その前10年ほど静岡に通った田舎暮らしを進化させた。

温泉マンションから菜園へだった。

もともと9日間の夏季休暇は静岡で過ごしていた。

テレビ番組「鉄腕ダッシュ」を見たり、

「田舎ぐらしの本」「ほしいリゾート」を読んだりしているうちにそうなった。

那須塩原で新しい友人ができた。

まず分譲地内のお茶の先生、社会科の先生、お隣の別荘の会社経営者、一級建築士、元軍人さん、大学の先生、英国女性、薬剤師。

つぎが公民館活動の友人たち。6年ほど前に那須塩原市主催自分史講座を引き受け、そのままつづいている。

こちらは美術研究所主宰、主婦、元会社技術者でリタイヤ転身の介護士、経営者。

2年前に入ったパソコンクラブの先輩たち。

もっとも新しい友人は、商品撮影と説明書をつくってくれた印刷所のチーフデザイナー。

いやもう一つあった。

同級生たち。

加えていまほしいのは、ネットに強いビジネス仲間だ。

会社の後輩二人が参加しているが、PCに関してわたしのほうがまし。

自分たちで素敵なホームページを作りたいのに。

お金を出してプロに作ってもらいたい誘惑に襲われる。

会社勤務時代はそばに各ジャンルのプロがいて協力してくれた。

お金も消しゴム一つまで会社持ち。

コピー機だって大きく、何台もコピー室にあった。

会社とはじつにありがたい組織。

会社をやめて思い知った。

パソコンでわからないところは若い男子を呼び止めた。

「あ、～くん」

一人仕事じゃその相手もいない。

「どなたか～」