2019/02/05 17:50
昨日行った美容室でおもしろい話をきいた。
この美容室の経営者自体がユニークな人なのだが、ここではスル―する。
田中淳子さんの話である。
会ったことがないし名前を耳にするのも初めてである。
社長は小さな籠をもってきた。
籠の中にはハーブティが入っている。
美容室で販売しているという。
また、ドリンクサービスに使っている。
ここではコーヒー、紅茶、ココア、お茶などのサービスがあり、
チョコとキャンディがついている。
甘いものはうれしい。しあわせな気分になる。
髪の手入れをしてもらいながらチョコを噛んだりキャンディをなめたりして癒される。
そのドリンクサービスにこのハーブティはコスト高であるのはすぐわかる。
大量生産ではないし、値段を聞くと3バッグ500円の小売価格で買っている。
卸価格ではないのだ。
一杯が167円の原価。
コストを抑えたいのが経営者なのに、市販品を止めたのである。
「一つでも売れたら嬉しいじゃない」
田中さんはそりゃあ嬉しい。
美容室が買ったことで田中さんは近隣の小売店に営業するようになった。
協力店が5,6店に増えた。
置いてくれたお店の名前を、その順番で名刺に入れていた。
一番に置いた美容室が一番になっていた。
田中さんは主婦だったという。
庭の草むしりをしていた。
どうせならなにか植えよう。
野菜ではなく好きだったハーブを植えた。
やがてハーブは育ち、それを乾燥させてブレンドした。
友達や近所の人にプレゼントすると美味しいと言われた。
「パッケージも悩んでいろんな袋を使ってましたよ」
販売に反対する人がいた。
「何十円にもならないのに」
なんでもマイナス思考から入る人は多い。
「帰りにわたしも戴きます」
こういう場合、すぐ応援する気持になる。
家に帰って説明書きを読んだら有機ハーブのオリジナルブレンドだった。
昨夜につづき、きょうも田中さんのハーブティで癒された。